ヒグマ出没の兆候なく…鹿又さん「初めて襲われた」
―――匂いとか、兆候はなかったんですか。
鹿又保夫さん(78):
全然わからなかった。たまに山行くと、ものすごい獣の匂いがするときある。それでもそんなときは牛の堆肥のような匂いですね、風向きによって、してくることはある。今回はなんもないですよ。足音だとか何もそんなのもない。ウドを抱えて車に戻ろうとしたら、もう目の前にヒグマがいたわけですよ。そう、本当にそこですよ。ヒグマがいて、こうやって立ってた。
―――ヒグマは、立ち上がらなかったんですか?
鹿又保夫さん(78):立ち上がらないです。そして、その、逃げ場所もないから、逃げたら後ろから襲われるから、そんなのよく聞いてるから。
それで、「わーっ」て大きい声出したんですよ。そしたらヒグマがトトトトトトってやってきた、前足を振って威嚇しながら。で、私が後ろに下がったときに、倒れたもんだから、こういうふうに、上、覆いかぶさられる格好になった。
―――じゃあ引っかくより、噛もうと思ったわけですね。
鹿又保夫さん(78):
前足で攻撃されていたら、私帰ってきてませんよ。まあ噛まれても一緒だけど。噛もうとしてるから、足をばたばたさせて蹴って、ヒグマの顔がここにあるわけです。たまたま、拳を振り回した時に、鼻の頭に当たったんだね。それでヒグマ逃げていってくれたから、私は帰ってきました。







