北海道の道南バスに、広島県から「レンタル」でやって来た運転手が先週勤務を終えました。バス会社が抱える運転手不足の悩みは解消されたのでしょうか。

退社式(19日)
「道南バス株式会社苫小牧営業所、運転業務を終了する」

19日、道南バスで、先週、2人の運転手の退社式が行われました。

2025年の年末に入社し、わずか3か月間の勤務でしたが、充実の表情です。

濱田浩明運転手(49)
「(利用者から)頑張ってくださいと言われる機会があったので、それを励みに、安全運行できたのがよかった」

運転手不足に悩む道南バスが、観光シーズンがオフの広島県のバス会社から冬だけ迎え入れた「レンタル移籍」の運転手です。

濱田運転手
「お待たせしました、空港行きです」

千歳市の郊外を走る路線バスを運転し、住民の「生活の足」を担いました。

レンタルの運転手が路線バスを運転するのは、全国的にも珍しい取り組みです。

利用者
「車持っていない人には大事。助かります」

2人が来てくれたことで空いた運転手を、冬の観光シーズンにニーズがある路線の乗務にあてられました。

道南バス 高本克彦営業部長
「運行回数を増回(増便)できた。相当な効果があった」

観光路線の増便で収益がアップ。

増益分を運転手の待遇改善にあてられ、人材の確保につなげられるとして、「レンタル運転手」の活用は一定の効果があったと手ごたえを感じています。

道南バス 高本克彦営業部長
「公共交通を維持するためにはドライバーの力が必要。活用しながら維持していきたい」

バスの利用者も、会社も大助かりの「レンタル運転手」。

今回の2人は、次の冬も「力になりたい」と、早くも「レンタル予約を受付中」とのことです。