北海道滝川市は22日、市内21世帯の下水道使用料について合計914万円の徴収漏れがあったと発表しました。中には20年以上にわたって徴収していない世帯もありました。
滝川市によりますと、今年10月、一般住宅で起きた漏水の対応をした際、この住宅から下水道料金が徴収されていないことが判明しました。
滝川市が調べたところ、下水道の使用開始届は、使用者に代わって住宅の排水設備の工事を請け負った業者が市に提出することが慣例になっていましたが、一部が提出されず、滝川市もそのことに気づいていませんでした。
滝川市は、同様の徴収漏れがないか確認すると、2002年以降、業者12社が請け負った21世帯から合計914万9210円分を徴収していないことが明らかになりました。
滝川市は法律に基づいて徴収できる5年分369万5850円を今後、対象世帯に請求するとしています。
このうち請求額が最も多い世帯は、42万円にのぼるということです。
滝川市は「負担の公平性を損なう事態を招き、ご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。また工事業者への周知を徹底するなど再発防止を徹底していくと話しています。







