雪が降り始めた北海道内。
本格的な除雪のシーズンも近づく中、札幌市は今シーズンの除排雪計画を明らかにしました。
生活道路でこれまでより排雪する幅を狭める実証実験の範囲を大幅に広げます。

札幌市は生活道路の排雪を希望する町内会と排雪費用を分担する「パートナーシップ排雪制度」から、市が費用を全額負担する新しい制度への移行を検討しています。
この新しい制度の導入に向けて札幌市は2024年シーズン、西区と白石区、手稲区の一部で生活道路の排雪幅をこれまでより狭める実証実験を行いましたが、2025年シーズンは清田区と厚別区の全域で行うとする計画を発表しました。
対象の道路は570キロと2024年シーズンから大幅に増えます。

札幌市の担当者
「試験施工は厚別区と清田区のみで実施し、パートナーシップ排雪のような地域の費用負担はありません。また、そのほかの8区についての例年通りの除排雪作業を実施する」

札幌市は2025年度、燃料費や人件費の高騰のため過去最大となる約285億円の雪対策予算を見込んでいます。
いまの「パートナーシップ排雪制度」の廃止については2027年度以降に判断するとしています。







