旭川市の公園で、当時、中学2年生の廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんが凍死して見つかった問題で、遺族側は第三者委員会がいじめと認定した中間報告について、一部を不満とする所見を提出する方針であることがわかりました。

 この問題は去年3月、中学2年生だった廣瀬爽彩さんが旭川市内の公園で凍死した状態で見つかり、背景にいじめがあったと遺族が主張しているものです。
 旭川市教委が設置した第三者委員会は、6つの項目について、いじめがあったとする中間報告を遺族側に提出しました。
 関係者によりますと、遺族側は、この中間報告の一部を不満とする所見を提出する方針であることがわかりました。
 遺族側は、いじめが認定されたことについては一定の評価を示しつつも、遺族側への聴き取りが不十分だということや、爽彩さんが強いられた行為について加害者側の認識に沿ったような記述があることを問題視しているということです。
 遺族側は、15日午後6時から会見を開いて、これらについて説明するとともに、早期の最終報告を求める方針です。