7日夕方、JR小樽駅で停車していた列車の運転室内で、50代の男性運転士が発車待ちの間に私物の本を読んでいたことがわかりました。
JR北海道によりますと、7日午後5時ごろ、小樽駅で発車待ちをしていた50代の男性運転士が、約8分間にわたって鉄道に関する私物の本を読んでいたということです。
乗客が本を読んでいる運転士を目撃し、JR北海道に電話したことで事案が発覚しました。
この列車は、定刻通り運行しています。
男性運転士は、運転士歴が20年以上ですが、「過去に何回か読んでいた」などと話しているということです。
JR北海道は、「北海道運輸局による強化型保安監査体制の中、このような事象を発生させてしまい、お客様や関係する皆様にご心配おかけしましたことをお詫びいたします」とコメントし、男性運転士に関しては、事実関係を確認し、厳正に処分したいとしています。
JR北海道の規定では、私物の本を読むことは、職務専念義務違反に該当するということです。