8日未明、札幌市西区の住宅街でクマが目撃され、近くの小・中学校が臨時休校しました。

8日午前0時すぎ、札幌市西区西野4条7丁目付近で、道路を横切るクマ1頭が目撃されました。クマは住宅街に入っていったということで、近くの小学校2校、中学校1校がきょう、臨時休校しました。

一方、札幌市南区白川では、7日夕方から夜にかけてクマの目撃が4件続きました。1頭は走っていた車と接触し、山へ逃げたということです。けが人はいませんでした。周辺ではたい肥が入ったコンポストが倒されているのも見つかり、クマのしわざとみられています。

札幌市内で相次ぐクマの出没を受けて南区の藻岩山では、警察官や道・市の職員が合同で登山者にチラシを配り、啓発しました。2025年は、クマの食糧となるドングリの凶作も報告されていて、北海道は、「秋のヒグマ注意特別期間」を11月末まで延長し、注意を呼びかけています。