■16日は全国的に天気が崩れる

16日は本州の南岸を前線を伴った低気圧が発達しながら移動します。

全国的に雨が降り、北日本など雪の降るところもあるでしょう。北海道でも夕方以降は太平洋側から雪が降り出します。
16日の最高気温は東京で2月中旬並みの11度にとどまるなど、各地で気温の上がり方が鈍くなりそうです。

【全国の大雪と雨のシミュレーション】(16日午前0時~)

■16日までに雪への備えを

北海道十勝地方を中心とした道東方面では16日夜から17日にかけて、強い風を伴って湿った重たい雪が一気に降り積もるため、交通障害に十分注意して下さい。電線着雪などによる停電への備えを確認し、農業用ハウスの倒壊などにも気を付けて下さい。

・買い物などの必要な用事は16日までに済ませておきましょう。
・車で移動の際はスノーヘルパーやスコップ、防寒着などを積んでおくと安心です。
・雪や風が強まっている場合は予定をずらすことも検討してください。

【北海道の大雪と雨のシミュレーション】(16日午後6時~)

■17日は北海道で大雪や猛吹雪の恐れ

17日はその低気圧が北海道の東海上に向けて低気圧が急速に発達しながら北上する見込みです。北海道では低気圧に近い道東方面を中心に、雪や風が強まり荒れた天気となるでしょう。

道東方面では広い範囲で30センチを超える大雪となり、低気圧の進路や発達の程度によってはさらに積雪が増えたり、猛吹雪となったりする可能性もあります。今後の気象情報に注意して下さい。

◇HBCウェザーセンター:篠田勇弥気象予報士