31日から長野県高山村で行われる名人戦第5局の前夜祭が行われ、藤井六冠、渡辺名人それぞれが意気込みを語りました。
藤井聡太六冠
私はこちらで対局させていただくのは今回初めてになるんですが、数年前に家族旅行でこちらに来たことがありまして、そのときは8月で自宅を出た時は本当にすごく暑かったんですけど、こちらに来ると本当に涼しくて、また緑が鮮やかで本当に素晴らしいところだなと感じたのを覚えています。
このようなところで対局をさせていただけるのを本当に楽しみにしています。

あしたから対局となりますけれども、ここまでの4局の経験を生かして、より良い将棋ができるようにと考えて、全力を尽くして指したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

渡辺明名人
私自身、こちらで対局させていただくのは2年前に続いて2回目になるんですけれども、そのときは2021年ということで新型コロナウイルスの真っただ中ということもありまして、前夜祭はほとんどなかったんですけれども、大盤解説会はどうだったか覚えてないんですが、おそらくかなり小さい規模で行われたのかなと。
今回はうって変わってといいますか、非常に大勢の方にこの名人戦を注目して楽しんでいただくことができるのかなというふうに思っています。
ここまで4局戦ってきまして、いろいろあったんですけれども、明日からまた目の前の1局というところをやっていくしかないのかなと思います。自分の持てるものを出し切って頑張っていきたいというふうに思いますので、ぜひ対局の行方に2日間注目していただければと思います。