三重県四日市市の国道バイパスで、無免許運転で事故を起こした上、知人に身代わりを依頼したとしてブラジル国籍の男が逮捕されました。

無免許運転と犯人隠避教唆の疑いで逮捕されたのは、ブラジル国籍で住居不定の無職、キヨタ・ダ・シルバ・パウロ・ロベルト容疑者(33)です。

警察によりますとキヨタ容疑者は、ことし4月10日の午後9時すぎ、三重県四日市市西坂部町の国道1号北勢バイパスで、無免許で乗用車を運転し、道路沿いのガードレールに衝突。その後、警察に報告せず無免許運転の発覚を免れる目的で、知人男性に事故を起こした身代わりになるよう依頼した疑いが持たれています。

この事故の4日後に、知人男性から相談を受けた友人が警察に連絡、その後の捜査で今月4日、キヨタ容疑者の逮捕に至りました。警察の調べに対しキヨタ容疑者は「弁護士と話をするまで認めることも否定することもしません」などと認否を保留しています。

警察はキヨタ容疑者の犯行の経緯などを調べるとともに、身代わりとなった知人男性からも事情を聴いています。