尾張の伝統工芸「七宝焼」の展覧会が、名古屋で始まりました。
金属の器などにガラス質の釉薬を焼き付け、鮮やかな色彩を表現する七宝焼。名古屋市東区の横山美術館で19日から始まった企画展は、明治時代の作品を中心に約250点が展示されています。

江戸時代後期に尾張地方で始まった「尾張七宝」は、細い金属線を貼り付けて図柄を描き、そこに釉薬を塗り重ねていく「有線七宝」など、様々な技法を生み出し各地に広がりました。
会場では、尾張七宝を中心に職人の繊細な技巧をこらした作品を堪能することができます。
この企画展は12月21日まで開かれます。


