おととい土曜日、愛知県の県政150周年を記念して愛知の秋空をブルーインパルスが舞いました。各地で捉えた飛行映像です。

愛知県政150周年で神業披露

26日土曜日、愛知県の上空に航空自衛隊の6機の「ブルーインパルス」。

なぜ、飛んだのか? 現在の愛知県は遡れば1872年11月27日に、尾張と三河が合併して誕生。11月27日が県政150周年の節目となりました。これを県としても盛り上げようとブルーインパルスの「展示飛行」が行われたのです。

白いスモークで秋空をキャンバスにいったい何を描くのか? 飛行時間はおよそ1時間。

一目見ようと各地に航空ファンらの姿が。

その一つ…愛知・豊山町の「あいち航空ミュージアム」です。開館5周年を記念してブルーインパルスの実物展示もこの日からスタートしました。

今回の「展示飛行」の離着陸の様子を見学できる展望デッキでは200枚の整理券が配布されるとあって…

(航空ファンの親子連れ)
「朝の5時にはここに来た。ワクワクしている。終わったら仕事に行かなければならない」

Qファン歴は?
(全身ブルーインパルスウェアの航空ファンの女性)
「15年以上。青い色で目立つように。(ブルーインパルス型の)双眼鏡で大きく見ようと思って」

そして、午後1時すぎ。愛知県の大村知事らに見送られ、



(記者)
「大きなエンジン音とともに大迫力のブルーインパルスが飛び立って生きました」

およそ1時間…県内各地で人々を魅了

まずは国宝、犬山城を通過!



(記者)
「今ブルーインパルスがジブリパークの空を飛び去っていきます。すごい速さです」


一糸乱れぬ飛行でジブリパークのある長久手市の愛・地球博記念公園上空を通過。公園にはあの「万博おばあちゃん」こと山田外美代さんの姿も

(山田外美代さん)
「一緒に空を飛んでみたかった。あんな勢いで人生バーと駆け上って、みんなから憧れるような人に、もう一度やる直せるならなってみたい」

その後、ブルーインパルスは岡崎城周辺、新城インターチェンジ周辺の上空も通過。そして最後に…



(記者)
「今ブルーインパルスが名古屋城の上空にやってきました。みなさん、写真を撮りながらキラキラとした目で空を見上げています」

スモークで名古屋城上空には大きな「ハート」…

さらには「朝日」をイメージして秋の空を楽しく演出。その飛行を各地で目にした人たちは…


(航空ファン)
「すごくかっこよかった。飛ぶ瞬間を近くで見たかったので見られて嬉しかった。たぶん(パイロットと)目が合った」

「名古屋城の上空を飛ぶことはなかなかないと思う。珍しいものが見られてよかった」

「(見られて)ラッキーだった。運を使い切ってないかしら」

愛知県の150周年の節目に花を添えたブルーインパルス。楽しい秋の空となりました。