新型コロナ・オミクロン株の新たな変異ウイルス「BQ.1.1(ビーキューワンワン)系統」の感染者が愛知県で、初めて確認されました。

オミクロン株の新たな変異ウイルス、「BQ.1.1系統」に感染したのは、愛知県内在住の70代の男性と20代の女性の2人です。

2人は11月上旬に新型コロナの陽性が判明し、ゲノム解析の結果、「BQ.1.1系統」の感染が確認されたということです。

20代の女性の海外渡航歴等については分かっていませんが、70代の男性は海外渡航歴や県外への移動はなく、市中感染とみられています。

「BQ.1.1系統」は、東京都や神奈川県など9都府県ですでに確認されています。

国立感染症研究所によりますと、現在主流となっているBA.5と比較すると、ワクチン接種や感染免疫による中和抗体が効きにくい可能性があるということで、愛知県は警戒を強めています。