紅蓮の炎に焼かれる人々。その中には赤ん坊の姿も…。
画家の丸木位里と妻の丸木俊が描いた「原爆の図」の連作の1作「第2部 火」が、愛知県立芸術大学文化財保存修復研究所でこの度修復されました。

(修復を担当した磯谷明子さん)
「こんなに感情を揺さぶられる作品はそうそうない。悲しみとか怒りとか…」

8枚の画面が合わされ、全体で高さ1.8メートル、幅7.2メートルの大きさの屏風になる「原爆の図 第2部 火」は、広島出身の水墨画家 丸木位里と、その妻で油彩画家の丸木俊による作品で、「原爆の図」15点の連作のうちのひとつです。
