愛知県犬山市の入鹿池に自衛隊機が墜落した事故で22日、搭乗員2人の死亡が確認されました。現場では23日も機体や油の回収作業などが続いています。

(大野和之記者)
「墜落現場となった愛知県犬山市の入鹿池には、花が手向けられています」

22日、死亡が確認された井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)。

(内倉浩昭 航空幕僚長)
「可能性に満ちた若い2人の仲間、航空自衛官、そして戦闘機パイロットを突然の事故で一緒に失いましたことについて、言葉に表せないほどの悲しみを感じています」

事故から10日目の23日、自衛隊などは午前7時半から約350人態勢で機体の捜索を行っています。

防衛省によるとこれまでに水平尾翼の一部などが見つかり、今後、機体を引き上げる検討をしています。同時に進められているのが墜落した機体の燃料である、油の回収です。