9日、中日ドラゴンズの吉田聖弥投手がバッティングピッチャーとして登場。プロの打者を相手に初めて本格的な投球を行った。緊張感漂う中でのピッチングに、課題と手応えを感じた様子だ。

プロの打者に圧倒される

「プロの選手と対峙して、後ろにお客さんもいて、そこでの緊張感が力みにつながった」と吉田投手。

マウンドに立った際の景色に「押しつぶされる、圧倒される雰囲気があった」と率直な感想を語った。

辻本倫太郎選手と上林誠知選手に対し、それぞれ20球ずつ投げ、結果としてヒット性の当たりは上林選手の1本だけだったものの、プロ選手のスイングの速さに驚いた。

「差し込んだと思っても、バットが出てくる」と、その印象を語った。

課題を糧に次へ

今後の課題として、緊張による力みをどう抑えるかを挙げた吉田投手。

「いいボールはあんまり打たれないと感じているそれをどう増やしていくかを考えていきたい」と、前向きな姿勢を見せた。

「やることは変わらないので、リセットして次の登板に向けてやっていきたい」と語る吉田投手。

プロの打者との初対戦で得た経験をどう生かしていくかが成長のカギとなる。