三重県桑名市は、カスタマーハラスメントいわゆる「カスハラ」の被害を受けた店員が訴訟を起こす際などの費用を一部負担する方針を示しました。

この方針は、去年12月に成立した市のカスハラ防止条例に基づくもので、客からの暴言や迷惑行為などを受けた店員らが訴訟を起こしたり、弁護士に相談する際の費用を最大で10万円補助します。
桑名市によりますと、カスハラに関する訴訟費用などを自治体が負担するのは全国初とみられるといういうことです。

費用については、来年度の予算案に120万円が計上されていて、3月の議会で審議されます。桑名市のカスハラ防止条例は、カスハラを繰り返す人の氏名を公表する「制裁措置」などが盛り込まれていて4月1日に施行されます。










