(若狭敬一キャスタ-)
“藤井八冠”にまた戻るためには過酷なスケジュールなんですね、確認しておきましょう。

将棋の八大タイトルは・・・2つのタイトルがほぼ同時進行!

(柳沢彩美アナウンサー)
はい、将棋のタイトル戦は4月から3月までで1年なんですけれども、「叡王」は6月20日に終わりました。「名人」は藤井さんが防衛をして今年度は終わっています。

この後なんですが、まず「棋聖戦」、今戦っている途中です。さらに7月6日から始まるのは「王位戦」。常にこの1年の中で2つのタイトルが、ほぼ同時進行している。その後は「王座」、「竜王」、そして「王将」、「棋王」というふうに進んでいきます。こうしてみると杉本さん、この全部を防衛するのも大変だなと思いますが。

(師匠の杉本昌隆八段)
全てを防衛して、また来年叡王に挑戦して、ということですけれど、全勝しなければいけないわけではなくて、タイトル戦だから今回の叡王戦のように、1つ余分に勝てばいいわけなんですね。だから、七番勝負なら4勝3敗、五番勝負は3勝2敗でね、乗り越えて1年経って、叡王に挑戦して、伊藤匠叡王に勝てば、再び八冠です。