ウクライナに対するロシアの軍事侵攻が始まって5か月あまりが経ちました。愛知県長久手市に母親と避難してきたのは、6歳の女の子。夏休みの今も「言葉の壁」を乗り越えようと頑張っています。


ウクライナから避難してきて4か月。6歳のラーナちゃんは、ダンスが大好きです。


(ザポリージャから避難 母のルーバさん)
「今、ウクライナではダンスができない状況なので、日本で続けられて娘の成長する姿を見られるのはうれしいです」


ラーナちゃんが3月まで暮らしていたのは、ウクライナ南部の街・ザポリージャ。しかし戦況が悪化し、母親のルーバさんが、ダンス講師をしている双子の姉を頼って、長久手市内への避難を決めたのです。


日本にやって来た頃のルーバさん。「言葉の壁」を感じていました。


(母のルーバさん)
「大変なのは日本語が分からないことです」


言葉が通じない、もどかしさは娘のラーナちゃんにも。


突然始まった日本での生活。友達と仲良く過ごしたいと、夏休み中も宿題の「ひらがな」を一生懸命に勉強します。


(ラーナちゃん)
「わたしの名前は、シェルビーナ・ラーナです。6歳」
 Q:お友達はできましたか?
「はい」


4か月の特訓で日本語も少し話せるようになりました。そして、友だちもできました。


さらに今、毎週楽しみにしているのが…、ダンスの教室です。
3歳のころからダンスを習っていたラーナちゃん。踊ることが、大好きです。


小さなからだで軽快な音楽に合わせてステップ。踊っているときは何も気にせず、笑顔でいて欲しい。それが母親のルーバさんの願いです。


休憩の時間中、恥ずかしがりやのラーナちゃんはまだ、友だちの輪に入れずにいました。でも、同じクラスの友達からは。


(小学2年生の女子児童)
「ことばは通じなくても、顔とかなら合わせられる」
「(ラーナちゃんと)おはよう、とか(話す)」


簡単なあいさつをかわしたり、顔の表情でコミュニケーションでとったり。「言葉の壁」に直面しながらも、少しずつそれを乗り越え、成長しています。


(ラーナちゃん)
「(ダンス教室は)大好き」
(母のルーバさん)
「今も帰りたい気持ちは変わらないです。日本語が分からなくて娘の宿題も手伝えない…。でも、できる限り見守りたいです。」


早くウクライナに帰りたいけれど、日本で成長する娘の姿には頼もしさも感じる…。軍事侵攻が始まって5か月、母親の今の気持ちです。