3月、名古屋市西区のJR東海道線近くでのり面が崩れた事故について、名鉄側の工事が直接の原因だったことが明らかになりました。

のり面が崩れて工事が中断(3月12日)

3月12日、西区のJR東海道線近くにあるのり面が崩れ、JR東海道線は一部の区間で約6時間にわたって運転を見合わせました。

そばでは名鉄が発注し、安藤・間(あんどう・はざま)が信号設備などを入れる建物の新設工事を進めていました。

その後の調査で、掘削工事によって擁壁の安定性が低下し、JR側ののり面に複数のひび割れが発生し、そこに強い雨が降ったことで水圧がかかって崩壊したとみられることが分かったということです。

安藤・間は、事前にひび割れを把握していて、事故当日は対策を検討するため工事を中断していたということです。

安藤・間は、すでに崩れた箇所の応急処置を終えていますが、工事自体は今も中断していて、再開のめどは立っていません。