島根県飯南町にある県の研究施設で25日、飼育していたオスのシカの近くで男性職員が血を流して見付かり死亡しました。警察は、男性はシカに襲われた可能性があるとみて調べていますが、専門家は、繁殖期の今の時期が、1年でシカが最も攻撃的になると指摘します。

島根県警雲南警察署によりますと、25日正午すぎ、島根県飯南町にある島根県中山間地域研究センター野生動物放飼場で、飼育作業に従事していた男性が倒れているのを同僚職員が発見しました。

男性は全身に複数の傷があり、大量に出血していて、搬送先の病院で死亡が確認されました。

死亡が確認されたのは、島根県中山間地域研究センターの会計年度任用職員の男性（64）です。

男性はニホンジカやアライグマ、ノネズミなどの飼育業務を担当していて、発見された当時は、オスのニホンジカ1頭がいる柵の中に仰向けの状態で倒れていたということです。