今年9月末までに順次閉店予定のJA系スーパー「トスク」について、閉店する全9店のうち6店舗は倉吉市に本部を置く「東宝企業」が引き継ぐ方向で進んでいましたが、7日、トスク本店の引き継ぎを断念すると、JA鳥取いなばが発表し、県が緊急の情報連絡会議を開きました。
鳥取県 平井伸治知事
「事態は風雲急を告げていて、一気に流動的になってきた可能性もある」

JA鳥取いなばが運営するスーパー「トスク」をめぐっては、赤字が続き、業績の改善が見込まれないとして、全9店舗の閉店が決まっていて、うち6店舗は倉吉市に本部を置く「東宝企業」が引き継ぐ方向で進んでいました。
しかし、6日午後行われたJA鳥取いなばの臨時理事会で、トスク本店について東宝企業へ引き継ぎを断念することを決定したということです。

JA鳥取いなばによりますと、東宝企業側の代理人を務める弁護士が交渉の窓口から外され、交渉窓口を失ったため、本店の運営を引き継ぐことを断念したということです。
本店以外の5店舗については、7日東宝企業に対して引継交渉を継続したい旨を打診したということです。
これに対し、東宝企業側は「通知は一方的であり、大変困惑している」とコメントを出したうえで、郡部店舗の事業を維持し、持続可能な体制を構築するためにはトスク本店の事業引き継ぎは必要不可欠として、郡部の買い物環境提供のため引き続き検討していくとしています。

鳥取県 平井伸治 知事
「このこと(本店引き継ぎ断念)は冷静に受け止めさせていただきたいと思う。どういうふうに波及してくるのかを、これから慎重にフォローしていかなければいけない」
引き続き、JA鳥取いなばは、適切な解決策の検討に努めていくとしていて、県は現在も両者による交渉が続いているため、流動的になる情報を正確に把握するとともに、関係機関と連携し、買い物環境を守るための取り組みを進めていくとしています。















