まもなく1年を迎えるロシアによるウクライナ侵攻。島根県では、ウクライナから2人の女性が避難し、生活を送っています。2人は今、何を思うのでしょうか。

島根県江津市にある「はなまる日本語学校」。

ウクライナから避難してきた2人の女性が今、ここで学んでいます。

ロシアとの国境に近いチェルニヒウ出身のスポダ・ナタリーアさん(28)と、ポーランドとの国境に近いイバノフランコフスク出身のロシュコ・アンナ・クリスティーナさん(21)です。


スポダ・ナタリーアさん

「私の住んでいた街でも、ロシアによる侵攻がたくさんありました。兵士が来たり、空襲があったりして、毎日とても怖い思いをしていました」

スポダさんは去年7月に日本へ避難。妹や友人もイギリスに避難しましたが、母や祖父母は今もウクライナにいるそうです。

スポダ・ナタリーアさん

「私の母はウクライナから出たくありません。病院での仕事もあるし、母国を守りたいからです」

電力が不足しているため、寒さに耐え凌ぎながら生活を送っているといいます。

ロシュコ・アンナ・クリスティーナさんは、数か月前までのウクライナでの生活についてこう振り返ります。


ロシュコ・アンナ・クリスティーナさん

「今、ウクライナ人は、助け合っています。例えば家を失くした人に生活用品や食糧を送ります。ウクライナのためにみんなたくさん働いて、武器の資金や戦う服を送ります」