事件から14年。あまりにも意外な最後となりました。いわゆる「鳥取連続不審死事件」で、強盗殺人などの罪で死刑が確定した上田美由紀死刑囚が、14日に窒息死したと法務省が発表しました。一連の事件を取材していたジャーナリストの青木理さんは「死によって、真相は永遠に闇の中に入ってしまった」と話しました。

事件が起きたのは2009年。鳥取県鳥取市の元スナックホステス上田美由紀死刑囚(49)は、借金の返済を免れようと、トラック運転手の矢部和実さん(当時47)に睡眠導入剤を飲ませて鳥取県北栄町の日本海で殺害。

さらに、同じく借金返済を免れようと電気工事業の圓山秀樹さん(当時57)に睡眠導入剤を飲ませて鳥取市内の川で殺害した2件の強盗殺人などの罪に問われ、2017年に死刑が確定していました。