道路が崩落し孤立状態が続く出雲市の日御碕地区。
住民らの話で過去にも複数回、同じ場所が崩落していたことが分かりました。
なぜ繰り返し崩落は起こるのか?
そこには、島根半島特有の原因もあるようです。
先週の記録的な大雨の影響で県道が崩落し、孤立状態が続いている日御碕地区。
崩落現場そばには徒歩で通れる迂回路が設けられましたが大量物資の運搬などができない状況が続いています。
現地の住民からは過去にも同じ場所が崩落したという話が聞かれました。
日御碕地区の住民
「同じところ2度目なんで自分が中学校1年生の時にも同じことがあった」
日御碕地区の住民
「昭和何年ごろかなぁ1~2回くらいあそこの所崩れたことがありました」
日御碕地区へと続く唯一の道ですが、過去にも複数回崩落していたようです。なぜ同じ場所で繰り返されるのでしょうか?
今回の崩落について、地質の専門家はこう分析します。
島根大学総合理工学部 酒井哲弥 教授
「かつての道路があったところにもう一回道路を付け足すようなことをされてるそうで、道路の下に弱いところがあって。硬い石積のわきに柔らかい土砂を盛ってしまいますと、道路の下に水がしみ込んだ時に、硬い石積の部分と柔らかい部分で水の通りが変わってしまいますので、そうすると柔らかいところが水の通りがよくなりますから、空洞ができやすくなったりという影響が出てくるかと思います」
島根大学総合理工学部 酒井哲弥 教授
「ちょっと暗いんですけど、石積のすぐ裏側がほとんどすきまのような状態に見えますので、ひょっとするとすでに空洞ができてしまっていた」
また、この地域ならではの問題も指摘します。
島根大学総合理工学部 酒井哲弥 教授
「島根半島の一番西側は波が強くて岩場の浸食の影響で急な崖ができやすい条件があるんです。もともとここは土砂災害の警戒区域に指定されているエリアもございますので、山そのものが大雨に伴って崩れてしまうということもございますし、急斜面の部分に土を盛って道路を付けている部分があるという状況を踏まえますと、道路そのものが崩れてしまうということ。どちらの要因も非常に考えられると思います」
一刻も早い復旧が望まれますが、県は現在地質の調査などを行っている状況で見通しについては立っていません。
島根大学総合理工学部 酒井哲弥 教授
「今までの地滑りの現場などを踏まえますと仮の復旧まで通常1か月から2か月かかるケースが多いように見受けられます。別のルートとなると山の硬い岩盤を削っていくですとか、そうなってきますと1~2月のレベルではなくて長いスパンでここのエリアの復旧を考えなければいけないかなと思います」















