空き家など5軒を回った視察の最後の物件は、下田地域にある築80年の古民家です。

「アウトドア系とのコラボでコンテンツを作って、三条市らしさを出してっていうのは十分にありかなと…」

現地に足を運んだことで、視察メンバーは空き家活用のアイデアがふつふつと湧いてきたようです。

【視察メンバー】
「三条市全体として盛り上げていくために、答えは一つじゃない。一個一個、三条市らしさをそれぞれの土地でアピールできるようなプランニングが出来たらいいなと」

以前から上田さんを知るメンバーは、31歳という若さで“副市長”という役職に挑戦した上田さんにエールを送ります。

【視察メンバー】
「思い切ったなと思います。ゆかりのない土地に飛び込むっていうのは、すごく勇気のいることだと思っていて」
【視察メンバー】
「上田さんなら他の人に出来ない事が出来るんだろうなと」

視察チームをアテンドした上田さんは、今回の取り組みに手応えを感じていました。
しかし、着任当初は「お手並み拝見というか…結構風当たりも強かった」など、その若さゆえに苦労したといいます。

就任から4か月半、重点的に取り組んできたのは周囲との信頼関係の構築です。

【三条市 上田泰成副市長(32)】
「信頼関係が軸になってくるので、それがないとそもそも何もできない…自分をまずさらけ出して『自分はこういう人間で、こういうことをやりたいんだ』ということを愚直に訴えていくことが、ようやく実を結んできているのかなと思います」

若き副市長の挑戦はまだ始まったばかり。三条市から目が離せません。