身近な疑問や困りごとを調べる「ど~いん新潟」。今回は、新潟市西区で見つかった『落書き』について取り上げます。
BSNアプリの情報提供フォームに寄せられた怒りの声。
「JR内野駅の近くの跨線橋に多数の落書きがあります」
「たかがイタズラで済ますわけにはきません」

さっそく取材班がその「こ線橋」に行ってみると…

【記者リポート】
「こちら高架下の自転車や人が通る通路の脇には、落書きがいたるところにあります。そして、こちらにも落書きがあります。近づいて見てみると、コンクリートに染みついていて落とすのがとても大変そうです」

周辺には、およそ10個もの落書きがありました。

中には…。
【記者リポート】「こちらの落書きは壁一面に広がっていて、身長170センチほどある私よりも高いところまで描かれています」

【住民は】「(落書きが)あるというだけでちょっと恐怖感ありますし、何の意図があってこういうことをやるのだろうというのはずっとあります。通学路で通る道でもあるので、小さい子がいる方は嫌だと思いますよ」

【住民は】「(落書きが)ない方がきれいでいいですけどね」

こ線橋を管理する西区役所によりますと、落書きの情報が寄せられるようになったのは2年前です。

描いた人物が見つかった場合は本人に落書きを消させたこともありましたが、見つからない場合は、税金で消していました。

ただ、「消しては描かれ、消しては描かれ」の繰り返しで、今年に入ってまた落書きが増えているそうです。

Q「消す作業に税金が使われてしまうことは?」
【住民は】「(消す費用を)個人で(負担)というわけにはいかないので、それは致し方ないと思いますけど、やっぱり本来あるべきではないので」

落書きは犯罪です。3年以下の懲役か30万円以下の罰金、もしくは科料が科される器物損壊罪にあたることもあり、西区役所は警察に被害届を出しています。

警察は「上手かろうが、下手であろうが、他人や公共のものに絵を描くのは犯罪」としています。繰り返します。これは犯罪です。
