青森市は昨シーズンの大雪を受けて、今シーズンの対策につなげるため「豪雪災害白書」をまとめ、11月中に除排雪実施計画を策定する方針を明らかにしました。

青森市 西秀記 市長
「これまで以上に市民・事業者・行政がそれぞれの役割を十分に果たしながら、緊密に連携協力することにより、雪に強い青森市を構築してまいりたいと考えております」

青森市では、2024年12月から降り続いた雪に対応するため、豪雪対策本部を設置しました。

昨シーズンは、過去3年間で最も多い224件の建物被害や、リンゴの枝折れで約19億円の被害など市民生活に大きな影響を及ぼしました。

公表された白書では、こうした被害状況や今後の方向性が盛り込まれました。

今シーズンに向けては、雪に関する市民相談窓口を外部委託するなどして、市民サービスの質の向上を図っていくことや、1つの除雪業者が多くの仕事を受けて対応しきれなくなることを防ぐ方針です。

青森市 西秀記 市長
「どうやって除排雪をするかということに関しては、これまでと大きく変わることはないと思います。ただ、そこにいろんなデジタルのデータを使ったりとか、そういうのを参考にして、より合理的な除排雪を目指していく」

青森市は11月中に除排雪実施計画を策定し、冬に備えることにしています。