2025年、青森県三戸町には6000通を超える年賀状が届きました。宛先は、町出身の作家・馬場のぼるさんが生み出した「11ぴきのねこ」です。

近年の年賀状離れを食い止めた、お手柄の「ねこ」に郵便局からプレゼントが贈られました。
日本郵便東北支社から「11ぴきのねこ」に感謝状が贈られました。人間以外への贈呈は初めてとのことです。

さらに、地元・三戸郵便局からは好物の「魚」もプレゼントされました。
日本郵便東北支社 添田由治 郵便・物流営業部長
「地域の方々や多くのお客様に信頼されるキャラクターであって、取り組みを通じて年賀はがきに貢献していただいたことを感謝しています」

2025年、三戸郵便局で扱った年賀状4万9000通のうち、1割を超える6300枚余りが「11ぴきのねこ」宛てでした。


「年賀状離れ」が叫ばれる中、2024年10月には郵便料金改定があり、「年賀状じまい」の加速が懸念されていましたが、多くの人を魅了し続けてきた「ねこ」が歯止めをかけました。
三戸郵便局 橋本正俊 局長
「今までがんばってよかったな、というのが顔ににじみでていましたね。魚もおいしく食べれるのではないですかね。本当に感謝しています」

「ねこ」は、2月中の配達を目指し、年賀状をくれた人たちに返事を書いているということです。













