日本銀行青森支店は青森県内の景気について、大雪の影響で個人消費が下がっているものの、基調としては「緩やかに回復している」と、判断を5か月連続で維持しました。

日銀青森支店は18日、金融経済概況を発表し、県内の景気については“災害レベル”となった雪の影響で、個人消費に下押しがみられるという見方を示しました。

その一方で、外国から訪れた客による観光など、サービスに対してお金を支払う「サービス消費」を中心に回復しているとしました。

日銀青森支店 益田清和 支店長
「一番混乱が大きかったのが年明けのタイミング。初売りなども来客数は昨年と比べると少なかったと聞いたが、足元では交通障害は、年末年始の頃に比べるとだいぶ良くなっていると認識していますし、この傾向が続いていくという意味においては少しずつよくなっていく局面になると思っている」

また、生産の面では下げ止まりつつあり、雇用・所得情勢は全体として回復しているとしました。

こうしたことから、日銀青森支店は大雪の影響で個人消費が下がっているものの、基調としては「緩やかに回復している」として、前回までの判断を維持しました。