青森県むつ市が今年度、行っている65歳以上の高齢者のスマートフォン購入などに利用できる補助金について、市は33件の利用があったと明らかにしました。

これは8日の定例会見で、むつ市が明らかにしました。昨年度、市が行なったアンケート調査では、回答があった65歳以上の約半数がスマホを持っていないという結果だったということです。

このため、市はデジタル格差を解消するため、今年度、スマホの新規購入などの高齢者に対し、最大で3万2000円の補助を出すことにしていて、4月末時点で33件の利用があったということです。

むつ市・山本知也市長
「できるだけ多くの方に持っていただけるように、これからも努力したいと思います」

市は、今年度中に防災行政無線の音声をスマホに届けるアプリの導入を目指すなど、デジタル化を進めていて、格差の解消につなげたいとしています。