■第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 藤枝順心高校(東海1位/静岡)7ー1神戸弘陵学園高校(関西3位/兵庫)(30日、三木総合防災公園陸上競技場)

高校女子サッカーの日本一を決める「第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」が30日、兵庫県で開幕し、1回戦の16試合が行われた。大会連覇を目指す藤枝順心(東海1位/静岡)は、昨年のU-17日本代表候補 高岡澪(3年)の2ゴールなどで神戸弘陵(関西3位/兵庫)を下し、好スタートを切った。

前半は両チームが攻め合う拮抗した時間が続く。それでも20分を過ぎると、藤枝順心が左サイドを中心に神戸弘陵ゴールに襲いかかる。個人技での突破、コーナーキックやフリーキックなどのセットプレーで再三神戸ゴールを脅かす。そして迎えた前半終了間際、コーナーキックから、FW高岡澪(3年)が頭で合わせて待望の先制点を奪い、1-0で前半を終える。

後半に入っても藤枝順心がボールを支配し、神戸弘陵に圧力をかける。藤枝順心ペースで試合は進み、後半14分、コーナーキックから2年生の柘植沙羽が頭で合わせて追加点を奪う。その10分後には、またもセットプレーからキャプテン、大川和流(3年)がゴールネットを揺らし3-0とリードを広げる。

その後も、高岡のこの日2ゴール目など終始攻め続けた藤枝順心が7-1-と神戸弘陵を圧倒し2回戦進出を決めた。