■バドミントン 全日本総合選手権(30日、調布市・武蔵野の森 総合スポーツプラザ)
各種目の決勝戦が行われ、男子シングルス・元世界ランク1位の桃田賢斗(29、NTT東日本)が日本代表の渡邉航貴(24、BIPROGY)に2-1(21-12、17-21、21-11)で勝利し、2年連続6度目の優勝を果たした。
共にA代表の対決となった決勝。第1ゲームは序盤で4-9と渡邉にリードを許したが、中盤に10連続得点でこのゲームを奪う。第2ゲームも先に11点を先制された桃田、インターバル明け3連続得点で11-11と並ぶ。しかし、第1ゲームと違ったのはここから渡邉が7連続得点で再び突き放す。意表を突いたスマッシュに動くことが出来なかった桃田だが、12-20となったところで粘りを見せ17-20と3点差に詰め寄ったがこのゲームは渡邉に奪われゲームカウント1‐1とした。
最終ゲームは序盤から両者、譲らず一進一退の攻防がつづいた。桃田が1点を追う4-5の場面では渡邉を前後に振り回し、最後は元世界ランク1位の実力を見せると会場が沸いた。その後も50回つづいた我慢比べのラリーでも桃田が制すなど7連続得点で10-5と一気にリードを広げた。コートが変わったインターバル明けは渡邉が粘りを見せたが、21-11で桃田が制し、満面の笑みでガッツポーズ。2年連続6度目の優勝を果たした。
優勝インタビューでは大会前に背中を痛めていたことを告白。それでも自分なりにしぶとくプレーできたと6度目の頂点に喜んだ。
また女子シングルス決勝では、リオ五輪銅メダリストの奥原希望(28、太陽ホールディングス)が杉山薫(20、BIPROGY)と対戦。互いに1ゲームずつ取り合い1-1になった時点で奥原が棄権を申告し、杉山が初優勝となった。
【各種目 結果】
■男子シングルス
桃田賢斗 2-1(2-1(21-12、17-21、21-11)渡邉航貴
■女子シングルス
杉山薫 不戦勝 奥原希望
■女子ダブルス
櫻本絢子・宮浦玲奈 2-0(21-12、21-16)石川心菜・古根川美桜
■混合ダブルス
山下恭平・篠谷菜留 2-1(19-21、22-20、21-14)金子祐樹・松友美佐紀














