■バドミントン・第77回全日本総合選手権・準々決勝(28日、調布市)
男子シングルス準々決勝に登場した元世界ランク1位の桃田賢斗(29、NTT東日本)は、田中湧士(24、NTT東日本)を2-0(21-17、21‐17)で破り準決勝に進出した。次戦は現在、日本のトップで世界ランク2位の奈良岡功大(22、FWDグループ)と対戦する。
連覇を狙う桃田、試合前には同じチームの田中との対戦に「練習の中でも、勝ったり負けたりの選手で、本当にどっちが勝つかわからないギリギリの戦いになると思う」と話していた。第1ゲーム序盤から田中にリードを許すなど、8‐11でインターバルを迎える。するとインターバル明けに6連続でポイントを奪い、一気に逆転した桃田。終盤は田中のミスが連発し、21-17で先制する。
第2ゲーム、桃田は田中のクロススマッシュなどで、このゲームも9‐11でリードされインターバルを迎える。その後は一進一退の攻防となるが、リターンエース、クロスショットで連続得点を奪い逆転に成功。そのまま逃げ切りベスト4進出を決めた。
また世界ランク2位の奈良岡が高橋洸士(22、トナミ運輸)を2-0(21‐17、21‐8)で勝利したため、準決勝は元世界ランク1位と現世界ランク2位の対戦になった。
準決勝に向けて桃田は「今の自分には失うものが何もないので、僕が勝てば、あっち(奈良岡選手)の方がダメージが大きいと思うので、全部出し切るだけ。楽しみな気持ちが一番大きいです」と意気込んだ。
女子シングルスではリオ五輪銅メダリスト・奥原希望(28、太陽ホールディングス)が水津愛美(20、ACT SAIKYO)に2-0(21‐16、21‐16)のストレート勝利で準決勝に進出した。
【28日準々決勝 結果】
■男子シングルス
小川翔悟 2-0 宮下怜
奈良岡功大 2-0 高橋洸士
渡邉航貴 2-0 常山幹太
桃田賢斗 2-0 田中湧士
■女子シングルス
杉山薫 2-0 古川佳奈
仁平菜月 2-0 髙橋明日香
奥原希望 2-0 水津愛美
大堀彩 2-1 齋藤栞
■女子ダブルス
廣上瑠依・加藤佑奈 2-0 山藤千彩・志波寿奈
石川心菜・古根川美桜 2-0 青木もえ・長廻真知
櫻本絢子・宮浦玲奈 2-1 髙橋美優・大竹望月
須藤海妃・山北奈緖 2-0 川添麻依子・小西春七
■混合ダブルス
霜上雄一・保原彩夏 2-1 小川桂汰・吉川天乃
山下恭平・篠谷菜留 2-1 西大輝・佐藤灯
緑川大輝・齋藤夏 2-0 柴田一樹・尾﨑沙織
金子祐樹・松友美佐紀 2-0 林谷理貴・桶田彩乃














