来年1月28日に行われる第43回大阪国際女子マラソンの出場選手が26日発表され、前田穂南(27、天満屋)、松田瑞生(28、ダイハツ)らが名を連ねた。さらにペースメーカーを新谷仁美(35、積水化学)が務めることも発表された。

今大会はパリ五輪代表の残り1枠を争う「MGCファイナルチャレンジ」の対象大会。2021年東京五輪代表の前田は「A.R.Eを目指すレース」と宣言。今年の『新語・流行語大賞』の年間大賞に輝いた同じ関西で38年ぶりの日本一を手にした阪神・岡田彰布監督(66)の名言を使い、ビデオメッセージで語った。

世界陸上ではオレゴン大会、ブダペスト大会と2大会連続でマラソン代表。大阪国際女子マラソンは3戦3勝と地元・大阪では負けなしの松田も参戦。豪華なメンバーに日本陸連の瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダーは「最後の1枠、ワクワク、ドキドキするようなレースを我々は期待しております」とコメントした。

※写真は左から前田穂南選手、新谷仁美選手、松田瑞生選手

さらにペースメーカーには女子マラソン日本歴代2位の記録を持つ新谷が務めることも発表された。瀬古氏は「素晴らしいペースメーカーがついてくれる。新谷仁美、彼女もパリ五輪を目指す中、選手として若い選手の後押しをしたいという事でペースメーカーを買って出てくれました。30㎞まで走ってくれることなので若い選手たちも新谷選手たちの背中をみて、しっかりとファイナルチャレンジの2時間21分41秒を切ってもらいたいと思っている」と期待を寄せていた。