■ 第77回全日本総合バドミントン選手権(26日、調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ)
女子シングルス1回戦が行われ、リオ五輪の銅メダリスト・奥原希望(28、太陽ホールディングス)は大学生の織田遥(日大)を21-15、21-8で退けストレート勝利、2年ぶりとなる女王奪還に好発進した。
2011年に史上最年少(16歳8か月)で優勝し、その後は15年、19年、20年、21年と5度の日本の頂点に立った奥原。16年にはリオ五輪で女子シングルス・銅メダルを獲得し、日本で同種目の初のメダリストとなった。21年東京五輪では準々決勝で敗れた。最近まで怪我に苦しんでいたが、今月上旬に行われた国際大会で2年ぶりの優勝を飾った。
前回大会を怪我で欠場した奥原は第1ゲームを21‐15で先制すると、第2ゲーム。立ち上がりに4連続ポイントを奪うと、相手がコート手前に落としたシャトルを追いかけ、転倒。しかし、笑顔で立ち上がるなど余裕を見せた。中盤には8連続ポイントで15‐4と突き放すと、わずか31分で相手を退けた。
試合後「本当に来年(パリ五輪)に繋がるように大きなハプニングがないように、乗り切れたらなと思う」と話し、「オリンピックのポイント関係ないので、本当にその点ではすごく久々に気楽にバドミントンができる舞台、私らしいプレーがいくつか出せた」と試合をふり返った。














