■女子第35回全国高等学校駅伝競走大会(24日、たけびしスタジアム京都発着、5区間・21.0975㎞)
高校ナンバーワンを決める全国高校駅伝、女子は残り100mで神村学園が5年ぶりに2度目の優勝を果たした。仙台育英は2年連続でアンカー勝負に敗れた。
冬の都大路で行われた女子第35回全国高等学校駅伝競走大会、35回目の記念大会となり58チームが出場。気温7.3℃も快晴、日差しの強いコンディションとなったが最長の1区(6km)、序盤は今季、駅伝では負けなしの立命館宇治(京都)、去年の優勝校・長野東(長野)、大分東明(大分)がレースを引っ張った。
中間地点(3㎞)で立命館宇治の山本釉未(3年)と大分東明の奥本菜瑠海(3年)が抜け出した。残り350mで大分東明の奥本がスパートをかけ1位でタスキリレー。優勝候補の仙台育英(宮城)は後半でスパートをかけて、トップと5秒差の3位。
2区(4.0975km)に入るとスタートから500m付近で立命館宇治が大分東明を逆転、さらに3位でタスキをもらった仙台育英のデイシー・ジェロッブ(2年)が一気に順位をあげてトップに立った。最後までスピードが落ちず2位と38秒の差をつけた。
3区(3km)、4区(3km)も仙台育英がトップをキープし、2位の立命館宇治との差は30秒、神村学園(鹿児島)が3位まであげて、1分20秒差、アンカー5区の勝負へ。
神村学園のキャプテン、カリバ・カロライン(3年)、3000mの記録は8分40秒と日本のトップ選手とほとんど同じスピードの持ち主、逃げる仙台育英、追う神村学園の展開となった。
5区(5km)、残り2㎞で神村学園のカロラインは2位の立命館宇治をとらえ、2位に順位をあげた。トップの仙台育英と神村学園の差は33秒と縮まった。残り1㎞で27秒差、スタジアム勝負となった激戦は残り100mで神村学園のカロラインが仙台育英をかわしてトップへ、最後の最後で神村学園が大逆転し、5年ぶり2度目の優勝を果たした。仙台育英は2年連続でアンカー勝負で敗れ、2位に終わった。
【女子全国高等学校駅伝 結果】
1位 神村学園(鹿児島)
2位 仙台育英(宮城)
3位 立命館宇治(京都)
4位 大阪薫英女(大阪)
5位 長野東(長野)
6位 須磨学園 (兵庫)
7位 筑紫女学園 (北九州地区)
8位 青森山田 (青森)
9位 銀河学院 (中国地区・広島)
10位 豊田大谷 (東海地区)














