■全国大学ラグビー選手権 準々決勝 帝京大学 78-15 関西学院大学(23日、東京・秩父宮ラグビー場)
大会3連覇を目指す”絶対王者”帝京大学が、FW/BKともに関西学院大学を圧倒。63点差をつけて勝利し、準決勝進出を決めた。
スクラムトライに、個人技、連続攻撃とあらゆる攻撃でトライを奪い、前半だけで4トライをあげ、関西学院を圧倒した帝京。後半に入っても攻撃の手を緩めず、全部で11個のトライを奪い、78-15で関西学院を下した。
対抗戦全勝の”絶対王者”であり、大会3連覇を目指す帝京に、関西大学Aリーグ3位・関西学院大が挑む。
序盤はぺナルディゴールを決め合い、3-3に。帝京は、FW陣の速い出足と強烈なタックルで徐々に試合の主導権を握る。迎えた前半20分、敵陣5mのマイボールスクラムから、右サイドのWTB小村真也(3年)が突破し起点を作ると、最後は LO尹礼温(4年)が飛び込んでチーム初トライ。FB山口泰輝(4年)が難しい角度のゴールも決め、10-3とリードする。
さらに帝京は、FW陣のスクラムトライに、CTB戒田慶都(4年)が個人技で3人をかわしてトライ。終了間際にも連続攻撃からのトライと、多彩な攻撃で関西学院を圧倒。相手にはトライを許さず、31-3で前半を終える。
後半に入ると、帝京FW陣の勢いは増す一方。関西学院にプレッシャーを与え、得点を許さない。後半7分には、この日強烈なタックルを何本も見せたHO江良颯(4年)がトライをあげる。その2分後には、自陣からボールを繋いでトライを奪うなど、BK陣も奮闘し相手を圧倒し続けた。
関西学院に2つのトライを許したものの、合計11トライをあげた帝京が、力の差を見せつけて快勝した。帝京は、2024年1月2日、準決勝で関西大学Aリーグ2位の天理大学と対戦する。
*写真は帝京大学、江良颯選手














