8年以上の対立が解消に向かうとみられます。青森県十和田市が耐震強度不足を理由に廃館とした「旧新渡戸記念館」の建物について、市が新渡戸家に無償譲渡する議案が可決されました。
十和田市議会定例会の様子
「原案通りに決することに賛成の方の起立を求めます…起立多数です」
議会最終日の19日、旧新渡戸記念館を新渡戸家に無償譲渡する追加議案が賛成多数で可決されました。
記念館は土地などを新渡戸家が所有、建物を市が所有していて、市が耐震強度不足を理由に2015年、条例で廃館を決めました。新渡戸家側は撤回を求め提訴する一方、市側も建物の明け渡しを求めて訴えていました。
こうした中、裁判所が提示した条項案に双方が合意する見通しとなり、市が建物を無償譲渡する議案を提出しました。ただ、記念館として使用する場合は改修工事をすることが条件になっています。
十和田市 小山田久市長
「まだ終わりじゃないですが、まずは裁判は、これで一区切りついたなという思いで、大変ほっとしているところであります」
議案の可決を受け新渡戸家は「裁判中の事案のため答えられない」としていますが、建物は2024年3月1日に譲渡される予定で、8年以上にわたった対立は解消に向かうとみられます。












