厳寒の日本海で獲れる冬の味覚ハタハタ。青森県内の漁獲の大半を占める鰺ヶ沢町の定置網漁では、いまだに水揚げがなく今シーズンは絶望的との見方も出ています。
鰺ヶ沢漁港の荷捌き場に設置されている選別台。ハタハタのオスとメスをより分けるために使われますが今シーズンは1度もその機会がなく、水揚げの日を待っています。
鰺ヶ沢町では産卵のために岸に寄ってくる群れを狙うハタハタ漁が盛んで、毎年12月に入ると、漁港の沖300メートルの堤防付近に設置した定置網で捕獲し、港は活気に溢れます。しかし、今シーズンはまだ水揚げがありません…。
沿岸の定置網漁を前に最盛期を迎える沖合底引き船の第八十八三寶丸は12月15日。深浦町大戸瀬沖16キロで漁を行いましたが、水揚げされたのはわずか8箱。約30キロに留まりました。
第八十八三寶丸の乗組員は
Q.ハタハタの姿は見えますか?
「少しだけ」
Q.まとまって獲れる量ではない?
「全然ですね」
Q.これから獲れる気配は?
「まだちょっと解らない」
県産業技術センター水産総合研究所によりますと、2008年に1300トンを超えたハタハタの漁獲量は2022年の127トンをはじめ、直近3年間は200トンは下回っています。
鰺ヶ沢町の沿岸定置網はクリスマス明けには網を撤去します。漁を終えるまで残り1週間ー。ハマの活気が戻らぬまま、師走の風景となっていたハタハタ漁が危機的な状況となっています。












