プロ野球DeNAの主将に、来季プロ4年目を迎える牧秀悟(25)が就任することが18日発表された。この日、TBSの情報番組「THE TIME,」に三浦大輔監督(49)とともに生出演した牧。同番組内で三浦監督が「来季から牧秀悟にキャプテンを任せます」と報告した。主将を打診された牧は「やります!」と力強く返事をしたという。
三浦監督は「チームを盛り上げてくれていますし明るくしてくれる」と牧を評価。コミュニケーション能力が高い。やることを普段からしっかりやっていますから、それを選手たちも見ているので、選手もしっかりついて行くと思います」。25歳での主将就任で12球団で一番若いキャプテンが誕生することになる。
20年ドラフト2位でDeNAに入団し、1年目の21年に打率.314、22本塁打、71打点をマーク。2年目も打率.291、24本塁打、87打点、そして3年目の今季は全143試合に出場し、打率.293、29本塁打、103打点と、自身初の打点王と最多安打(164安打)の打撃タイトルを獲得した。昨季よりも5本多いキャリアハイの29本塁打は岡本和真(巨人)、村上宗隆(ヤクルト)に次ぐ3位でチームではトップ。4番として、2年連続のチーム本塁打王となった。
番組には右手の中指にワールドベースボールクラシック(WBC)の優勝リングをつけ登場。今春のWBCに初出場を果たし、予選リーグ初戦の中国戦では、侍JAPAN第1号となる本塁打。続く第3戦のチェコ戦でも第2号を放つなど、14年ぶりの世界一奪還に大きく貢献した。さらに11月のアジアチャンピオンシップの若き侍ジャパンにも選出され、チームのまとめ役を担った。WBCで世界一を奪還、若き侍ジャパンではチームの中心となってアジアチャンピオンに輝いた。
国際舞台での経験も活かし、2024年はDeNAのキャプテンとなってチームをけん引する。「任された以上は責任を持ってやりたいですし、佐野(恵太、29)さんから受け継いだものなので、佐野さんがやってきたものを継承しつつ、自分なりにできたら。実感と緊張はないですけど、始まったらしっかりやっていきたい」と意気込んだ。
牧の代名詞といえば、本塁打を打った後のパフォーマンス、「デスターシャ」。三浦監督は「最近俺もやらされるんですよ」とボヤキながらも、最後は二人で一緒に「デスターシャ」を決めた。
■牧 秀悟(まき・しゅうご)
1998年4月21日、長野県出身の25歳。178cm/95kg。松本第一高~中央大。中大では1年春から出場し、3年春には首位打者、二塁手でベストナイン受賞。2020年ドラフト2位でDeNAに入団。2021年、開幕戦から先発出場を果たし、令和初のサイクル安打を放つなど新人特別賞を受賞。22年は出場全135試合で四番に座り二塁手のベストナインを獲得。23年は、最多安打と最多打点の二冠に輝き、二塁手としてベストナインも獲得した。
※写真は左から牧選手と三浦監督














