■バスケットボール 皇后杯全日本選手権準決勝 ENEOSサンフラワーズ 100-69 シャンソン化粧品シャンソンVマジック(16日、 東京・代々木第二体育館)
大会10連覇中のENEOSが、7年ぶりに準決勝進出を果たしたシャンソンに大差をつけて勝利。決勝進出を決め、大会11連覇へあと1勝に迫った。
ENEOSは、エース・渡嘉敷来夢(32)が攻守で躍動した。リバウンドの強さ、ゴール下の強さ、ディフェンスの強さ、様々な強さを見せた。エースと呼ぶにふさわしい活躍で、31得点。シャンソンに30点以上の差をつけて圧勝した。
皇后杯は都道府県代表47チームとWリーグ14チームの61チームが参加し、女子バスケ日本一を競う大会。シャンソンは7年ぶりに準決勝まで勝ち上がってきた。一方のENEOSは2014年から大会10連覇を誇る。
大会11連覇を目指すENEOSの先発は、長岡萌映子(29)、渡嘉敷来夢(32)、高田静(27)、宮崎早織(28)、星杏璃(23)の5人。
第1Q、ENEOSはポイントガード、宮崎が攻撃のタクトを振るう。ドリブルで持ち込み、ゴール下の渡嘉敷へノールックパスを見せるなど、167cmの司令塔と193cmのエースのコンビプレーで得点を重ねていく。宮崎は自らもシュートを決めるなど、キャプテンとしてもチームをけん引。シャンソンに3ポイントを6本決められたものの、第1Qを28-24で終える。
第2Qでは、ENEOSの星が3ポイントを決める。アジア大会杭州日本代表でもある星は、相手ボールを奪い速攻、高田へパスを通し得点のアシストもしてみせ、シャンソンに流れが行きそうな場面を断ち切る。その後も星は、自陣ゴール下からドリブル、一人で持ち込んでシュートを決めるなど、ここまで12得点の活躍。52-42と10点にリードを広げ第2Qを終える。
第3Qは、ENEOSの渡嘉敷がフリースローを決めると、ゴール下、2人にディフェンスされても構わずシュート。さらに素早いパス回しからボールをもらってのシュートなど、ゴール下での強さを見せつける。残り5分を切るまで、シャンソンを無得点に押さえる完璧なディフェンスも見せ、77-48と29点差をつけて第3Qを終える。
第4Q、ENEOSは渡嘉敷や宮崎、星ら日本代表クラスを温存。それでも代わって入ったメンバーが落ち着いたプレーを披露し、チームで100得点をマーク。シャンソンを圧倒し大会11連覇へ、あと1勝に迫った。














