■SBCドリームテニスツアー・Tour Final Round 予選リーグ(16日、兵庫・ブルボンビーンズドーム)

テニスの国内賞金大会SBCドリームテニスツアー・ファイナルラウンドの予選リーグが終わり、決勝トーナメント進出者が決まった。国内のテニスを盛り上げたいと始まった今大会に日本のトップ選手が集結した。今年全仏オープン混合ダブルスで優勝した加藤未唯(29、ザイマックス)は約1年ぶりのシングルスでの出場となったがコンディション不良のため、予選リーグ3試合目に棄権し決勝トーナメント進出はならなかった。

試合はシングルスのみのショートセットで、予選は各グループ4名、4グループによるラウンドロビン。1日で3試合を行い、各グループ上位2名、男女各8名が翌日17日の決勝トーナメントに進出する。

シングルスでは昨年の全日本室内選手権の優勝以来の出場となる加藤。今大会、初出場、初優勝の期待がかかった加藤は第1試合で7月のファーストラウンドを制した清水綾乃(25、Team LB)を2-0のストレートで下し好発進した。第2試合は吉岡希紗(23、フリー)から1ゲームしか奪えず、ストレートで敗れ1勝1敗。迎えた第3試合は1セットを奪われた所で棄権し、予選敗退となった。

また、来年1月の全豪オープンにエントリーしている西岡良仁(28、ミキハウス)も左肩の怪我の影響で第2試合終了時点で棄権した。試合後「大事をとって」と笑顔で応えた。

決勝トーナメントには男子の歴代の全日本王者が名を連ねた。今年のチャンピオン・徳田廉大(25、イカイ)に加え、昨年の覇者・今井慎太郎(30、イカイ)、21年の清水悠太(24、三菱電機)、20年の中川直樹(27、フリー)が予選を突破しており、注目の対戦が目白押しだ。※写真は加藤選手

【決勝トーナメント進出】
■男子
磯村志(20、やすいそ庭球部)
望月勇希(26、エキスパートパワーシズオカ)
清水悠太(24、三菱電機)
白石光(23、SBCメディカルグループ)
中川直樹(27、フリー)
市川泰誠(23、ノア・インドアステージ)
徳田廉大(25、イカイ)
今井慎太郎(30、イカイ)

■女子
細木咲良(23、原商)
山口芽生(24、フリー)
伊藤あおい(19、SBCメディカルグループ)
川岸七菜(23、アカラクリニック)
清水綾乃(25、Team LB)
吉岡希紗(23、フリー)
瀬間詠里花(35、橋本総業)
小堀桃子(25、橋本総業ホールディングス)