21日から開幕する全日本フィギュアスケート選手権は、3年ぶりに長野市のビッグハットで開催され、世界選手権(3月・カナダ)、四大陸選手権(1月・中国)の最終選考会も兼ねて行われる。
初日は男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季ケガから復帰した鍵山優真(20・オリエンタルバイオ/中京大)は初優勝を狙う。
鍵山は11月のNHK杯では、宇野昌磨(26、トヨタ自動車)を抑え復活の優勝を果たし、2週間前に北京で行われたGPファイナルは3位表彰台。「(ファイナルから)そんなに時間がなかったんですけど、今日久しぶりにトップのみんなで集まって練習して、すごくいい練習ができたと思います」と練習を振り返り、ジャンプ構成については「今回はそのままでいこうと思っています」と応え、ファイナルから変更なく全日本に挑む。
昨年の全日本は8位と悔しい大会となったが、「優勝はしたいって思ってますけどそれよりもまず、ショートとフリーしっかりと揃えることがこの試合で一番大事だと思うので、それでメダルが取れたら嬉しい」と意気込んだ。
滑走順の希望について聞かれると、「特に何番でもいいんですけど、最終滑走だけはイヤだなと。僕は早めに終わらせたいなって思って」と笑顔をみせた。
さらに「1年でここまで取り戻せたのは、本当にいろんな方がサポートしてくれたおかげだと思って、本当にこの試合で恩返しというか、いい演技をして、戻ってこられたんだよっていうような演技をしたいです」と今大会にかける思いを語った。














