■第103回全国高校ラグビー大会 1回戦 若狭東・敦賀工合同チームー目黒学院(27日、花園)
全国高校ラグビーが27日、花園で開幕し、史上初の合同チーム、若狭東・敦賀工(福井)が目黒学院(東京)と対戦し、7対62で敗退した。
今大会から部員不足による合同チームの参加が可能となり、両校が福井代表として花園切符を手にした。相手は優勝5回を誇る強豪の目黒学院、キックオフから素早いパス回しに付いていけず開始1分でトライを奪われてしまった。
前半6分、攻め込まれても自陣の手前で粘り強いディフェンス、目黒学院の波状攻撃を何とか耐えていたが最後は右隅にトライを決められ0-12と引き離された。
前半15分、若狭東・敦賀工は敵陣深くに攻め込むと目黒学院相手に連続攻撃を仕掛け、最後は右隅にナンバー8の清水大和(2年)がトライ。史上初めて合同チームがトライを決めた。フィフティーンが集まり喜びを爆発させた。コンバージョンキックも髙橋仁(3年)が決めて点差を縮めた。その後は地力に勝る目黒学院に押し込まれ前半で6トライを許し、7対38で折り返した。
後半、 若狭東・敦賀工は目黒学院に攻め込まれるが低いタックルでボールを奪いターンオーバーすると大きなガッツポーズを見せた。最後まで強豪・目黒学院に挑み続けた若狭東・敦賀工だったが合計10トライを奪われ、7対62で敗退。ノーサイドの笛を聞くとフィフティーンはやりきった表情を見せ、目黒学院の選手と握手をかわし、観客席からは大きな拍手が送られていた。














