DeNAの山本祐大捕手(25)は14日、横浜市内の球団事務所で契約更改を行い、今季1030万円から1270万円アップの2300万円(推定)でサインした。

グレーのスーツで登場した山本は「アップだったので評価して頂いた。素直に嬉しい」と笑顔を見せた。

6年目となる今季はキャリアハイとなる71試合に出場。同期入団の東克樹投手(28)とバッテリーを組み、東を16勝の最多勝、.842の最高勝率の2つのタイトルに導き、共に最優秀バッテリー賞に輝いた。

お立ち台での東が「祐大のおかげです」と答えるフレーズはグッズ化されるなど、飛躍の年となり、ファンの心を掴んだ。

しかし、本人は「最優秀バッテリー賞を獲らせて頂いたことは光栄なこと」としながらも、「来季はいろんなピッチャーと組んで、良い成績を残したい」と語った。「来季も東との最優秀バッテリー賞を獲りたいか?」という質問に対して、「東さんに頼ってばかりではなく、来シーズンは独り立ちしたい」と強い決意を口にした。

また、課題とされていた打撃も「上手くいきすぎたところもあるが、チームに貢献する打撃ができた」と自身を評価。今季173打数48安打、3本塁打、16打点、打率.277をマーク。今オフは「1年間戦い抜く体力作り」を掲げ、すでに自己ベストの体重90キロを超えているそう。目標である「100試合出場」とチームの勝利のため、山本がパワーアップを誓った。