岡山市は、物価高騰の影響を受ける市民や事業者を支援する追加の11月補正予算案をまとめました。

追加の11月補正予算案は一般会計総額で7億100万円です。

国の交付金を活用するもので、エネルギー価格高騰の影響を受ける中小企業の省エネ機器導入を補助する事業に5億円。市立の小中学校に通う子どもの学校給食費の支援に約2億円が充てられます。商工会議所などからの緊急要望を受けて早期に予算をまとめたもので今議会に提案されます。

(大森雅夫 岡山市長)「引き続き市民生活、事業活動を守り抜くための当面の物価高対策に万全を期していく必要があると考えております」

また、北区野田に整備・建設を目指す新アリーナについても言及しました。岡山市は県への経済負担の協力などを要請していますが、県は明確な回答をしていません。市は、今月中の回答を求めていますが、これまでに返答はないということです。

(大森雅夫 岡山市長)「県にはお話を申し上げているところではありますが、このアリーナの必要性については、まだなんの言及もいただいていない。あと半月になりました。その間に前向きな見解がいただけるのではないかと」

総事業費約145億円を見込む新アリーナ。岡山県の環境文化部は、市が回答を求めていることについて「現在対応を検討している最中」だということです。大森市長は、県の回答を受けて今後の方針を決断したいと述べました。