長崎県の壱岐市沖で漂流した九州郵船のヴィーナス2について、海上保安部は13日朝から調査を行いました。九州郵船は、高波の衝撃で安全システムが働いてエンジンが止まったと話しています。九州運輸局の検査では、水中翼が損傷していることわかりました。
◆エンジン停止で一時漂流
唐津海上保安部壱岐海上保安署は13日午前、壱岐市の芦辺港で、ヴィーナス2の海難調査を行いました。ヴィーナス2は12日、壱岐市沖でエンジンが停止して、一時漂流し、乗客乗員あわせて52人が救命胴衣を着けて船内に待機しました。約2時間後にエンジンが復旧して、芦辺港に入港し、乗客乗員にけがはありませんでした。
◆安全システムが作動、3メートルを超える波
九州郵船によりますと、高い波の衝撃を受け、安全システムが作動してエンジンが停止しエンジンを再び始動させるのに手間取ったということです。九州郵船によりますと、ヴィーナス2は、波の高さが平均2.5メートルを超えると出航を見合わせることになっています。12日は、船長が気象情報を確認したうえで午前7時に対馬の厳原港を出航したということですが、現場周辺海域では午前9時の時点で、3メートルを超える波がありました。
◆前部の水中翼などに“損傷”
ヴィーナス2については、九州運輸局が13日、臨時検査を行った結果、前部の水中翼などに損傷が見つかり今後、修理のためドック入りすることになりました。
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