日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)が選ぶ「GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー」と「GTPA特別賞」の表彰式が、13日、都内のホテルで行われた。新人賞は中島啓太(23、フリー)と櫻井心那(19、ニトリ)、特別賞は杉浦悠太(22、日大)とイ ボミ(35、延田グループ)が受賞した。

いつものゴルフウェア姿と違い黒のワンピース姿で登場した櫻井、ここまでの点数を問われると「95点」と満足そうな表情で答えた。

櫻井は、昨季ステップ・アップ・ツアーで史上初の5勝をあげ賞金ランキング1位を獲得、今季からレギュラーツアーに出場。250ヤードを超えるドライバーを武器に、ツアー史上3人目(宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ)となる「10代で4勝」の快挙を達成した。今後もツアーの顔となり、さらなる活躍が期待される選手として高い評価を集めた。櫻井は「今年はあと1勝あげたかった」と今季を振り返った。

来季は「複数回優勝することが目標、自分が納得するプレーをしたい、サポートしてくださる人に恩返しできるように頑張りたい」と更なる活躍を誓った。

特別賞には今季限りで日本ツアーを引退したイ ボミと11月のダンロップフェニックストーナメントで史上7人目となるアマチュア優勝を果たした杉浦が選出された受賞式に出席したイ ボミは黒にまとめたシックな出で立ちで登壇し、満場一致での特別賞に「とても驚いた」と話し、「(話すことが)飛んじゃいました(笑い)」と満面の笑みを浮かべた。

13年間の日本ツアーで通算21勝をあげ、2015年2016年には2年連続で賞金女王となったイ ボミは、“スマイル・キャンディ”の愛称で親しまれ、日本語での対応やファンとの積極的な交流など、多くのファンに愛された。13年間の日本ツアーを振り返り「終わった瞬間はやめるのは早かったんじゃないかと思った」と語った。インタビューが終わるとほっぺたに手を当てていたが19歳の櫻井にグッドポーズをされた笑顔を見せた。

中島は、ルーキーながら今季3勝を上げる活躍を見せ賞金王に輝いた(ルーキーイヤーでの賞金王は松山英樹以来2人目の快挙)。それに加え、JGTO表彰では「最優秀選手賞(MVP)」と「最優秀新人賞島田トロフィ」「平均ストローク賞」「バーディ率賞」「ゴルフ記者賞」の6冠を達成していた。海外ツアーへの挑戦も表明し、日本ツアーを代表する若手選手として、実力・将来性とも高く評価された。

中島は14日(現地時間)から行われる、来季米ツアーと米下部ツアー出場権を懸けた最終予選会(米・フロリダ州)に挑戦するため、この日は欠席となった。

◆「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」の選考基準
男子はツアープロに転向してから、女子はプロテスト合格後またはプロテスト合格者以外ではじめにTPD登録(プロ選手登録制度の一種)をした者で、それぞれレギュラーツアーに初参戦してから「最長2シーズン以内(海外ツアー含む)、ただし初年度は全試合数の3分の1以内の出場であればその年は含まない」、かつ「その年度の来季シード獲得者」の中から、人格面並びにマナー、エチケット、話題性、将来性等を加味して選考する。

◆「特別賞」の選考基準
めざましい活躍と共に大きな話題を提供し、ゴルフトーナメント界やゴルフ界全般の振興・発展に寄与した選手を表彰する。