岩手県の達増拓也知事は12日、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について、「この際内閣を総辞職して」と岸田総理に退陣を迫る発言をしました。さらに2025年の任期満了に伴う参院選と衆院選を同時に行って、国民の信を問うことも提案しました。

発言は12日に行われた定例の記者会見の質問に答えたものです。
この中で達増知事は「この際内閣を総辞職して、自民党は野党として徹底的に党改革を行って出直しを図る方が良い」と指摘しました。
自民党が下野した後については、政治資金パーティーの裏金問題や旧統一教会との関係、桜を見る会をはじめとする過去の疑惑、安全保障や経済対策といった政策を含め、「安倍(晋三元総理)1強10年の調査を任務とする危機管理内閣」を野党が組織するよう唱えました。
その上で調査の期限を今から1年半と定めて、2025年の同時期に予定される参院選と任期満了前の衆院選を同時に行うことを提案しました。